千歳烏山駅にある歯医者

〒157-0062 東京都世田谷区南烏山6-5-11 京王線 千歳烏山駅 西口より徒歩1分

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ダイレクトボンディング(Direct composite restoration)  Dr.三田

ダイレクトボンディング法は、虫歯の部分だけを慎重に削って、コンポジットレジン(80%程度のセラミック粒子を樹脂で固めた複合材料)を用いて歯に強力に接着させて、歯の形や色を再現する方法です。歯をなるべく削らずに治療する「MI(ミニマルインターベーション)」をコンセプトとした治療方法になります。別名、直接法(Direct Restoration)とも言います。

それに対して、治療初回に歯型を取り、治療2回目で歯科技工士が作製してきたものをドクターが調整して装着する方法を間接法(Indirect Restoration)といいます(セラミックスインレーメタルインレーCADCAMインレー、アンレークラウン)。間接法は健康な歯の部分の切削量がどうしても多くなります。それは、金属やセラミックスが外れないように、歯科技工士が作製しやすいように、材料の厚みを確保するために、等様々な形態を付与しなければならないからです。

ダイレクトボンディング(直接法)とメタルインレー(間接法)の削る量の違い

ダイレクトボンディングの術前→術中→術後になります。参考にしてください。

左上の奥歯の小さな虫歯の処置

歯と歯の間(コンタクト)にクラック(ヒビ)から虫歯になったと思われる症例(虫歯検知液でピンク色に染め出しています)。歯ぎしりをよくされる方や、咬合力が強い方はコンタクト部にヒビが入ってしまい、そこから虫歯になっているケース。最近特に多いように感じます。

歯と歯の間に隙間があり物がはさまる症状。他院でセラミックスクラウンを被せる予定だった歯。微量のレジンで隙間を改善

詰め物下の虫歯の処置

下の歯の銀歯下の虫歯の処置(かみ合ってる歯が入れ歯でしたのでダイレクトアンレーの適応としました)

詰め物が取れた部分の虫歯の処置

金属下の虫歯の処置

他院にて詰めたレジンが、はみ出て歯茎が痛い

詰め物の下の深い虫歯の処置(ピンク色は虫歯染め出す虫歯検知液です。この症例は部分断髄しています)

白い詰め物下の虫歯の処置

金属下の虫歯の処置

歯と歯の間の虫歯。他院にてセラミックスインレーの処置を予定していた虫歯。虫歯の部分のみ除去⇒充填

詰め物下の虫歯治療

詰め物の色と形が気になる

銀歯の下の虫歯の処置

有難いことに沖縄からいらっしゃった患者さんです。欠けたところを修復してほしい。噛み合わせが低く噛みにくいということでした。中央2本を治療しました。私は残存歯質に十分な咬合の維持が期待できない歯のダイレクトボンディングは咬合維持の点から不適応とさせて頂いていますが、ご希望とされたので一応エナメル質と同等の低摩耗性といわれているハイブリッドレジンを使用し意図的に咬合させました。咬合は要経過観察になります。

銀歯を白くしたい

前歯の虫歯の処置

詰め物の変色

前歯の虫歯

前歯の詰め物の形態、色を変えたい

前歯の詰め物の色を変えたい

歯が欠けた

歯と歯の間の隙間を改善

歯と歯の間の隙間を改善

歯と歯の間の隙間を改善

歯冠が折れてしまった歯をダイレクトボンディング(根管治療用の仮歯にしています)

ダイレクトボンディング法の利点

  1. 間接法よりも歯を削る量が圧倒的に少ない(Minimal Intervention)。現在は人生90年と言われていますが、虫歯になってしまっても1回の治療で健全な歯をどれだけ残せるかが、歯の延命にとても大事なことだと思っております。1本の歯における虫歯治療の回数は限られていますが、必要以上に大きく削れば削る程、その歯の治療できる回数も減り、耐久性も低下し、結果抜歯に繋がりやすくなってしまうこともあります(抜髄、感染根管治療、歯根破折を引き起こしやすくなる。※repeated restoration cycleを早めてしまう。下図参照
  2. 接着力においては間接法の約3倍高い。当院で使用している接着剤、クリアフィルメガボンド2使用をした研究結果(Enhancement of dentin bond strength of resin cement using new resin coating materials.TMDU 2019.).
  3. 審美的です。数種類のレジンを組み合わせて築盛していきますので、歯の色に合わせて詰めることができます(色が合わせにくい難しいケースは術前にお伝えしています。前歯に関してはシェードテイキングを行うことがあります)。銀歯が気になるという方もお勧めです。
  4. 来院回数が間接法より少ない。虫歯を削った部分は即日で詰め物をします。例外は歯髄保護でMTAセメントを使用した場合等です。
  5. 補修修理が可能。例えば、歯質の裏打ちがないようなケース(金属修復時にスライスカットという手法で削ってある歯)では、詰めたあと、まれに欠けてしまうことがありますが、補修修理をすることができます。これもダイレクトボンディングの良いところで、欠けた部分の補修のみで済むことがほとんどですから、改めて削り直すということはせずにほとんどのケース元の状態に戻すことができます。
  6. 二次カリエス(治療したところが再び虫歯になってしまう)になりにくい。経過を追っていくとカリエスリスクの高い方でも二次カリエスになりにくいと感じています。

欠点

  1. 治療時間が長いマイクロスコープ下で歯への低侵襲(健全歯質保存と虫歯の除去の徹底)、コンポジットレジンの特性を考慮した治療術式で行いますので 治療時間は1時間以上になってしまうことが多々あります。
  2. 治療する歯の残存歯質による咬合接触が全くない歯(例えば大きく全体を金属などでかぶせてある歯)や残存歯質による咬合維持が難しい歯(残存歯質の厚みが薄い)、不適応です。他にリスクがある場合はその説明も必ず行います。この辺りはわかりにくい内容ですので、初回にご説明のお時間(特に咬合診査は念入りに行います)を頂いて、適応かどうかご説明させて頂いています。
  3. 術後、個人差はありますが経時的な変色、艶の消失や部分破損がみられることがありますその場合は再研磨、修理で歯を削らずに対応します。


Repeated restoration cycle
下の図は間接法による治療の修復サイクルを図にしたものです。
もちろん、ケースバイケース(歯冠・歯根破折予防から咬頭被覆(アンレー、クラウン)をしなければならないケースも当然あります)ですが、私は小さく最小限に削って治療してあげたほうが最終的には歯の寿命は延びると思っています(最初、100あった歯質が間接法(セラミックス、メタル修復)で70⇒50⇒20⇒と虫歯の治療ごとに歯質を多量に削っていくのか、直接法(ダイレクトボンディング)で90⇒85⇒80と最小限に切削していくかの差)。また治療の質が低かったり(精密に小さく削って小さく詰めるというのは簡単なようで非常に難しいのです)、適応症を誤れば、このサイクルは加速します。

そして、このような負のサイクルに陥らないように、術後のメンテナンス(歯磨きチェックや咬合の経時変化の管理)は治療の質と同じくらい大事だと思っております。


 

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