健康な歯質をどれだけ残せるか、
その歯にどれだけ余力を残せるかを考えた治療法です。
歯は一度削ると元には戻りません。削る量が増えるほど、歯の強度は低下します。
その結果、
・将来的な抜髄(神経の治療)
・再根管治療
・歯根破折
のリスクが高まります。必要以上に削らないことを大切にしています。
一方で、歯質が全体的に薄くなり、
咬頭の厚みが十分に確保できない場合には、
咬頭を被覆する間接修復(テーブルトップ、アンレー・クラウンなど)が安全な選択となることもあります。
方法に固執するのではなく、
その歯の強度と力のかかり方を評価したうえで修復法を選択します。
ダイレクトボンディング(直接法)とメタルインレー(間接法)の削る量の違い
ダイレクトボンディングの利点
欠点
日本の修復文化について※Repeated Restoration Cycle(修復の連鎖)
虫歯 → インレー修復 → 再発 → さらに大きな修復 → 抜髄 → 根管治療 → 歯根破折 → 抜歯
もちろん、すべての症例がこの経過を辿るわけではありません。
しかし、修復を繰り返すたびに歯質が減っていくという事実は変わりません。
日本の保険診療制度は、多くの患者さんに治療を提供できる優れた仕組みです。
一方で、
修復中心の治療になりやすい
繰り返し治療が前提になりやすい
という側面もあります。
その結果、
歯の“数十年後”までを前提にした設計が十分に議論されないまま、治療が進んでしまうことがあります。
私の考え方(三田)
治療のたびに歯を大きく削るのではなく、
できる限り歯に余力を残す設計を重視しています。その考え方の一つが、
ダイレクトボンディングによる最小限の修復です。
最初に100あった歯質を間接法で
70→50→20と減らしていくのか。
それともダイレクトボンディングを用いて
90→85→80と温存していくのか。
その差は、数十年後に現れます。
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 午前 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × |
| 午後 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × |
午前:10:00~13:00
午後:14:30~19:00
休診日:木曜・日曜・祝日